パリ旅行の準備:映画編1『ダ・ヴィンチ・コード』
今度旅行でパリへ行くことになったので、パリを舞台にした映画を観ようと思い立った。観光ガイドを読むだけでは分からないパリ……なんて、別に映画ロケ地巡りをする気もないのですが。パリも2度目なので、気分を変えていかないとね。
観たことがあるのは、『アメリ』『ムーランルージュ』の定番2本。他のを色々観ていく予定です。いいのがあったら教えてください。
なお、この一連の記事には、映画としての感想はほとんどありません。パリ観光資料としての記録です。
映画感想としての配慮はないので、ネタバレを含みます。
事件はルーヴル美術館から始まる。真夜中の美術館での暗号解読。懐中電灯に照らし出されるダ・ヴィンチの絵画、さり気なくアピールされる床の寄木細工。中盤は郊外へ出たりロンドンへ渡ったりするものの、最後に主人公はパリへ戻り、地面に埋め込まれたパリ子午線のメダルを辿って、再び真夜中のルーヴルへと帰ってくるのだ。深夜のガラス・ピラミッドの煌きが美しいラストである。
美術館や教会といった建築が、そんじょそこらのものとは違う点のひとつは、天井の高さではないだろうか。それをぐっと引き立たせるカメラワークが多く、高みから映される、薄暗い中の装飾や彫刻が、なかなか見せます。郊外の緑の風景も良かったけどね。
『ダ・ヴィンチ・コード』2006年/アメリカ/150分