2013年展覧会ベスト5
2013年もいよいよ終わり。
というわけで、観てきた展覧会の中からベスト5を選びます。
あんまりたくさん観ていないから、5。
1. 空想の建築―ピラネージから野又穫へ―
空想建築と言われて行かないわけがない。ましてやピラネージ!(昨年西洋美術館で知ったばかりでした)
途中からやや対象広すぎるかな感はあったものの、やっぱり建築版画は身悶えしちゃう。もちろん図録も買いました。
→ 空想の建築―ピラネージから野又穫へ― | 展覧会 | 町田市立国際版画美術館
2.グレートジャーニー 人類の旅
個人的には珍しく、科学系がランクイン。と言っても人類学系ですが。
土地土地の動物の剥製と伝統的な装束とを並べていたのが、気候と暮らしというものを一目で見て取ることができ、科博ならではという点もあって、特にヒット。干し首見られて面白かった。
3. 柳宗理の見てきたもの
昨年末に松濤で古道具坂田展を見て以来、今年は千葉のas it isにも行って、民藝・道具系に興味がむくむくしてきた一年だった。
本展示はどーんとした室内に並べた品々のなんでもアリ感と、通底する美意識が素晴らしい。中でも仮面! 仮面はやっぱりいいなぁ!!
4. 森と湖の国 フィンランド・デザイン
分野としては普段さほど好きなものではないのだけど、サントリー美術館のガラス展示の技術に感嘆させられた。照明の当て方、ガラス器の影の出方が実に見事。
5. ポール・デルヴォー展 夢をめぐる旅
散々迷ってデルヴォー。今年はお一人様モノ(※作家の名前を関した展覧会)も大物が多く、どれも良かったのですが、作家への評価が自分の中で急上昇したのはこれでした。
→ TAB イベント - 「ポール・デルヴォー展 夢をめぐる旅」
次点
他にも、お一人様モノでは「モローとルオー -聖なるものの継承と変容-」展(二人ですが)、版画では「鹿島茂コレクション3 モダン・パリの装い」展、写真では「日本の民家一九五五年 - 二川幸夫・建築写真の原点 - 」展が強く記憶に残っています。
無職一年目、見逃して悔しい思いをしたことも多いですが、これだけの展覧会を観ることができて良かったです。来年も良いものを観られますように!