10月の読書まとめ
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2735ページ
美術と知識
サラ・ムーン (POCKET PHOTO)の感想
湿っぽさ。/メモ:「モルガン」1984年、「リュクサンブール公園」1985年。
読了日:10月14日 著者:サラ・ムーン
希臘及び羅馬と香料の感想
青空文庫で見かけたトリビアもの。
読了日:10月14日 著者:加福均三
現代美術―ウォーホル以後の感想
80年代の「現代」美術。現代美術が好きじゃないという根本的な問題を差し引いても、いやぁ……ケバいわぁ……この時代って映画もこういう雰囲気あるけど映画なら許せるんだけどなんだろう、奥行きのないケバさである。
読了日:10月31日 著者:美術手帖編集部
小説と漫画と雑誌
透明人間の感想
昔の宿屋のプライバシー侵害っぷりがヤバイ。客の寝顔を見に行ってはいけない。
読了日:10月9日 著者:ハーバート・ジョージウェルズ
純潔のマリア (3) (アフタヌーン)の感想
意外なほど地に足の着いた話だった
読了日:10月14日 著者:石川雅之
アド・アストラ 1 ─スキピオとハンニバル─ (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)の感想
乗り遅れ気味だけど読んだ。うーん正直いまいち盛り上がりどころが分からん。
読了日:10月15日 著者:カガノミハチ
谷崎潤一郎氏の感想
エローい!
読了日:10月15日 著者:芥川竜之介
九十九十九 (講談社ノベルス)の感想
なぜか清涼院流水読んだことないのに読んだ。/「無駄だ。僕の持っていた愛情は僕の体に残っているし、僕の頭が消えたところで、僕の魂は僕の体の愛情の記憶によって、結局今と同じく悲しむだけだ。」
読了日:10月16日 著者:舞城王太郎
キッド・ピストルズの冒涜―パンク=マザーグースの事件簿 (創元推理文庫)の感想
第二作の『妄想』と比べてしまうとどうもなーと思ってたけど、読み返してみるとコンスタントな高水準ではある。まあやっぱり、現代美術ネタのやつがダントツで面白い。『妄想』にも通じるやり方で好み。
読了日:10月22日 著者:山口雅也
人格転移の殺人 (講談社文庫)の感想
トンデモ設定を前提として、そのルールを飲み込むのは大変だけど、謎解き自体はわりとシンプル。というか、せっかく6人もの大規模で人格入れ替わり中にクローズドサークルを作るなんていう舞台があったのに、殺人は全て終わった後に主人公が起きてくるという展開にちょっとずっこけた。こんな設定でミステリをやるという心意気には唸らされる。動機についてはお見事。SFミステリにはやっぱり、その状況でなければありえない動機がなくては!
読了日:10月25日 著者:西澤保彦
ファントム・ピークス (角川文庫)の感想
クマ小説だと知って読んだので展開への驚きはなし。クマの恐怖がやや数値や言葉で語られてしまった感があって、その点作中でも言及される『羆嵐』に譲るというか。若干説教臭さは鼻についたが(っていうか、ヒロイン?像があんまり好きになれなかった)、最後の対決の作り方などはなかなか巧い。
読了日:10月27日 著者:北林一光