テレビというものは滅多に観ないんだけど、今日たまたまテレビの前に座ったら『パリへようこそ』という番組をやっていて、パリの街角のカフェが映っていた。モンマルトルの駅のカフェで働いていたときに出会った夫婦が二人で始めたこぢんまりとしたカフェで、娘はよく友達を連れてランチを食べに来、息子は跡を継ぐつもりでいるのだという。たまに雨が降り、石畳が濡れて、フランス語の美しい音が篭ったように響いている。
美しいものを見て、憧れることができるのは、それだけで大変に健康な精神の証なのだなぁ
憧れや向上心より先に妬みや嫉みや僻みが湧き出てくるようだと人間はもうおしまいだよ